未来教育プロジェクト学習+ポートフォリオ活用


<未来教育プロジェクト学習>で、身につく「考える力」 

 <未来教育プロジェクト学習>とは、プロジェクトの戦略やポートフォリオを最大限活用する新しい教育手法です。そのコンセプトは、「意志ある学び」です。それは、学習者自身が「テーマ」を持ち「ゴール」へ向かう知的かつ行動的な学習です。それは、子どもたち一人ひとりが「意志」をもち、自分たちのゴールへ向かい戦略をたて情報を集め、知恵と力を合わせチームワークで目標達成していくものです。そのプロセスで考える力、21世紀を生きる力を身につけることを果たします。一番大事なことは、「何をしたか、何ができるようになったか?」ではなく、そのプロセスで、「何に気づき、どう考えるようになったか?」です。

<未来教育プロジェクト学習>成功戦略 

 教育の目標とはなんでしょうか?その答えはただひとつ、子どもが「成長」することです。例えば、「総合的な学習の時間」で言えば、「21世紀を生きる力」が身についたか!ということです。成長するためには、意志が必要です。ではどうしたら意志をもち成長していくのでしょうか? そのためには子どもたちへ学習のねらいや価値を伝えること、そして「何のために何をやり遂げようとしているのか」を子ども自身がつかんでいることが必要です。


ポートフォリオで、「知の再構築」 


 「意志ある学び」のために「ポートフォリオ」は不可欠です。ポートフォリオとは、「作品歴」や「学習歴」などプロセスから生まれたものを一元化するファイルを指します。自分のテーマやゴールを書いた紙、計画表、プリント類、インタビューしたデータ、自分が考えたこと、チームで浮かんだアイディア等々プロジェクトのすべての活動、すべての思考プロセスをポートフォリオへ入れていきます。ポートフォリオは、ただ記録を綴じておくファイルではありません。それは毎日の「活動」に有効かつ不可欠なものです。そして一通りの活動が終えた時、その全体を俯瞰し「再構築」して「凝縮ポートフォリオ」を作成することができます。このプロジェクトではこれが当該冊子「ケイタイマニュアル」となりました。子ども達は、厚く膨らんだポートフォリオに詰まった情報を再構築することでロジカルな思考スキルを身につけることができます。さらに「評価」に活かせます。ポートフォリオの最初のページと最後のページを見比べ評価するといかに自分が成長したかが分かります。自分の成長を自分自身で見出して、それを一枚の紙に書き出し「成長エントリー」を作成することで、このプロジェクトで「身についた力」が明確になりさらなる成長への意欲となるのです。

「意志ある学び」とするために」

□ その学習の「ねらい」と「価値」を子どもへ伝える
□ 「テーマとゴール」を明確にする
□ 「何のために何をやり遂げようとしているのか」問い続ける
□ 「学習のゴール」を「社会のニーズ」に応えるものとする
□ プロジェクト学習の基本フェースで行う(次ページ参照)
□ ポートフォリオを活用し、再構築や評価に活かす
社会との対座

電子掲示板

コース内発表

再構築

校内プレゼンテーション

社会へプレゼンテーション

成長エントリーほか