鈴木敏恵が提案する 新しい通信票「成長報告書」のスタイル …「総合的な学習」の場合

ねらいを明確にもつ「総合的な学習」こそ子ども達にたくさんの力が身につきます。その成長は従来の通知表の片隅に書き込むだけでは表しきれません。そこで一冊の「成長報告書」のスタイルとすることを提案します。この動きはすでに全国に広がっています。                             鈴木敏恵

「成長報告書」の外側には,ポートフオリオの説明や効果(下図@部分)とともにこの学習で「身につけたいカ」を明記する(下図A部分)。その「身につけたいカ」が内側の分類項目となります。(下図B部分)例えば,コミュニケーション力情報活用力 防災カなど。また一人ひとりの子ども達は,教師がねらいとする以外の力も身につけます。それもきちんと書き込めるようにします(下図C部分)。教師や他者も記入しますが,自己評価が基本です。なぜなら子どもが自分で自分の成長を知ることこそ学ぶことへの意欲向上につながるからです!
下に「防災」を題材にした「総合的な学習」の成長報告書を紹介します。

「成長報告書」の外側

上記の「成長報告書」の原本(データはこちらです。) 
  ・「成長報告書・外側」…Word版(28KB) PDF版(83KB)  ・「成長報告書・内側」…Word版(31KB) PDF版(78KB)
ダウンロードして、お使いの場合は、鈴木敏恵までご連絡下さい。



               ポイント

・学校で使っている通知表と同じようなサイズにして,一緒に渡そう!
・箇条書きて記入しよう!
・まず子どもが自分で自己評価を記入しよう!(子どもが先生の言葉に影響されないように)             


         −評価は成長のために−

「成長報告書」の作成ほ,ほとんどは子どもが書き込むので先生の負担は少ないです。何より大切なことは,子どもの学びのプロセスからプラスを見出す前向きな評価てす。ここで教師自身がポートフォリオを経験して得たポジティブな評価観が活きてくるのです。先生も子どもも「人間て成長する素敵な存在なんだ」と気づくとき評価は成長の糧になるのですから!このような多面的な評価は、保護者も深く納得します。

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