■ プロジェクトとは....■

 プロジェクトとは...「構想」。
 それは経験なき、未知への挑戦。
 プロジェクトとは、ある目的を果たすための「構想」や「計画全般」を指す。それは、単発的に終えたり、たったひとりで終始する、というものではなく、目的を達成するため「組んでやる他の存在」と、「フェーズ(局面・段階)」を解決しながら進行していく「一定の継続的な時間」が要る。そして必ず「成果」をあげることを前提とする。

   【 プロジェクトは・・・】

■プロジェクトは、未知だから面白い

■プロジェクトは、社会との関わりを必要とする

■プロジェクトは、人を困難な目にあわせる

■プロジェクトは、人に任務を与える

■プロジェクトは、人を真剣にさせる

■プロジェクトは、冷静であることを要求する

■プロジェクトは、人を成長させる

■プロジェクトは、時間の制限がある

■プロジェクトは、人に充実感を与える

■プロジェクトは、夢の成就の仕方を教える

 ■ プロジェクトの特徴 ■

 プロジェクト…計画・構想
       初めから最後まで挑戦的内容
       一部分に関わるのではなく全体に関わる。

 テーマ−−−−−−−−−−−−−−−−−→成果

  ・去年通りというのはプロジェクトではない。
  ・プロジェクトというのは毎回新しいもの。
  ・ひとりではできない。
  ・そのために必要なのはプロジェクトを成功させるための
   ノウハウ

 1 ゴールを明確にすること。
     ・数値
     ・具体的な名前


 2 ひとりではできない=チームづくり
     ・全員が意志を持つ。
     ・コアコンピタンスを持っている。
      平たく言うと得意分野=勝負できるもの,強み
     ・持ってたってつたえられなきゃ意味がない
      だからプレゼンテーションできること大切。
    だから・・・

    *脳ある鷹は爪を出せ!
        出して、この世の役に立て!


 3 夢をかなえるためには「情報」が必要。

    目的を達成するため、夢を叶えるためには
    その方法を考えたり、事例を知りたかったり、
    判断するためには、情報がいるのだ。
    ・情報,リサーチ
       *ここではじめて情報が必要になるのである。


 4 計画
    ・評価…本当に目的を果たしたのか?
       *ベンチマーク(基準)が必要。
       *明確にしておいたゴールと照らし合わせる。
       *フィードバック(振り返り=回顧とは違う)


 5 フェーズの例

   フェーズ1 テーマ
   フェーズ2 計画
   フェーズ3 情報
   フェーズ4 制作
   フェーズ5 成果プレゼン
   フェーズ6 フィードバック

 6 評価
 ・フェーズごとに「小成果」を出す。

 ・小成果をあげるためにフェーズごとの評価をすることで
  モチベーションが維持できる。

 フェーズごとに「目標」をあげる
 フェーズの「成果」があがる
 フェーズの区切りに
 「目標」と「成果」と照らしあわせて「評価」する、ということ

 ■ポートフォリオで知を「俯瞰」 ■

ポートフォリオで「意志ある学び」

 ポートフォリオとは、その人の意志とセンスで一元化されたその人の学習歴や作品歴をさす。
 子どもが自分自身で、学習計画や成果や考察を綴じていくファイルがポートフォリオ。そこには自分で決めた「テーマや目標」、自分で作成した「計画表」が入っている。だから今日、何をするのか?次はどんな準備が要るか?自分で考え自分で行動することができる。ポートフォリオは「与えられた学習からの脱皮」をかなえ「意志ある学び」を可能にさせる。
 ポートフォリオには、テーマ、その理由、計画表、情報収集で生じた写真、取材メモ、インターネットのプリントアウト、自分の考察、日々の自己評価、ラフスケッチ...などすべての学習プロセスが一元化され入っている。それを俯瞰(ふかん)し、凝縮するために再構築する。俯瞰すると知の本質を把握出来る。自分はこれを勉強したのか!その時、「知」は初めてその子のものとなる。「意志」と「俯瞰」は、21世紀を生きるに必須のものだ。


自分を見て、自分を育てる、ポートフォリオ!

 21世紀は、国や帰属を超越しひとり一人が自由にネットワークでつながる「個人」の時代だ。そこは、自分で考え、情報を選択し、自らの意志で判断することが求められる。就職や仕事も変わる、学歴や年齢や学校がつけた評価ではなく、その人の実力と実績でチャンスを得るようになる、ここに活動歴や作品を綴じたポートフォリオが役に立つ。
 あふれる情報、様々な価値観。その時、本当に子供達に必要な力…それは、知識量でも、問題解決力でも、スキルでもコミュニケーション力でさえなく、まずは一人の人間として、自分の考えや意志を持つことだ。 自分を殺しまわりとあわせる人が何人集まっても、未来は開かない。だから自分を生かそうとする前向きな心こそを彼らの魂の奥に宿らせたい。そのためには、しっかりと自分を見て、自分を知る必要がある。ここにこそポートフォリオが生きる。

人は、自らの成果により育てられる

 いい設計図を描こうとする者は、書き上げる途中なんども図面全体を俯瞰し、もっと良くできないか考え、その成果を評価しながら、よりよい作品を生みだす。彫刻家も植物を育てる者も同じだ。「人は、自分が生み出した成果により育てられる、」この事実こそがポートフォリオの本質だ。