■鈴木敏恵とこの学校・子ども達・授業・進行■ 

◆授業

 いま私は高知市の小学校でメディアリテラシーの授業実践をさせていただいています。この1月は4回(予定)高知へ行き、(そのうち何回かは宿泊)実際に子ども達103人と先生方や保護者の方々ともにメディアリテラシーの授業を進行しています。
 授業は、1/12(金)、1/15(月).16(火)、1/23(火)、2/5(月)、2/6(火)、という状況(一日のなかで、2時間継続も含める)です。もちろん鈴木が学校にいない間の進行もほぼすべて、濃厚な先生方とのチームワークで活動の進捗や子ども達の深化を把握するようつとめています。

◆子ども達と鈴木

 私がこの103人を大好きでいると同様に、嬉しいことに、子ども達も、鈴木がすきです!そして真剣な目で私を見ます、でも時々私のイヤリングや白いポシェットが気になるらしく、「ねえ、鈴木先生って、ピアス開けてるの?」など女の子は興味深々で聞いてきます。男子は、「鈴木先生は、どんなテレビをみていますか?」と私に質問したりします。このあいだは6年1組みで一緒に給食をいただきました、おいしかった!
 授業の時は、おもいっきりへたな黒板の私の字へ子ども達は率直なひとこと!「おおっきい字!」「先生、書き順が違います、」「鈴木先生、ひと文字抜かしています、イタビューではなくインタビューです!」という感じです...。でも全然わたしはめげません、発見してくれたお礼をいいます。あと授業中でも休み時間でもこどもたちが、いい質問なんかしてくれると、もうめちゃくちゃほめちゃいます、実際ほんとにいいことをいってくれるんです!

◆自主的な研究/実践

 今回、この実践は、公からの指導や指示でおこなっているものではありません。もちろん自治体の総合的な学習やメディアリテラシーのモデル校でも、研究指定校でもありません。鈴木敏恵とこの学校の心からの関係と未来志向のおもいで継続しているものです。テレビ局はその過程を丁寧に丁寧に追ってくれています。時々ディレクター自らが有効なゲストティーチャーとして快く関わって支援してくださっています。この「総合的な学習/メディアリテラシー〜プロジェクト&ポートフォリオ」のプロセスの凝縮が6月ごろ民放やNHKなどほぼすべてのチャンネルで放送されることはなによりの共有手段でありがたいと感謝します。 すてきな関心深い試みということで、教育委員会の熱心な方や、ほかの学校のプロジェクト学習やポートフォリオに関心のあるかたは、鈴木敏恵の授業や進行を見学においでです。そのみなさんからもアドバイスや知恵をいただきながら進行したいと考えています。

◆さわやかな関係

 鈴木敏恵とこの学校やもちろんテレビ局との間に一切の金銭の授受はありません(ただ時々、"給食"をうれしくいただきます、私たちは給食が大好きで、ご機嫌、感激。)。私は私の意志とポケットマネーで自分の飛行機やホテル代をまかなっています。校長先生、教頭先生、6年生の担任3人、総合的な学習の担当教師、テレビ局のディレクター、カメラマン、音声、スタッフ、鈴木敏恵、みんなの心は、子ども達の未来がよりよくありますように、とただこの一点でひとつです。大変にさわやかな気持ちのいいチームワークです。

◆潤沢な話し合い

 常に話し合っています。メーリングリスト、メール、電話、FAX、....もちろん実際に授業の前の日もけっこう細かいところ、近い所、少し先の全体予定...たっぷり山盛り話し合っています、特に鈴木と総合的な学習の担当教師であられる先生とは、時間の配分や一枚のワークシートの作り方、レイアウト、内容の隅々にいたるまで丁寧で具体的な話し合いをしています。毎回の授業案もけっこうしっかりつくります、それをコピーして関係者全員が手にもちすすめます。授業案は後日みなさまと共有する仕組みを考えています。メディアリテラシー授業のひとつの本格的実践として、この学校における試みがひろくみなさんに役立つことを意識しています。