◆ ITを活かす「プロジェクト学習」 ◆
鈴木敏恵 未来教育デザイナ-/一級建築士
http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
■情報テクノロジーが不可欠
【情報リサーチ】
プロジェクト進行のためには、まず<新鮮で適切な情報やデータ>が欠かせない。
それは、<広域的>に入手することでより確実性が増す。ここにインターネットは大きな役割を果たす。
さらにフィールド取材やインタビューの際にも、また現場の写真記録、それを即座に発信する時にも、デジタルカメラ、モバイルコンピュータなど新しいメディアは、必須の道具だ。
【テレコラボレーション】
プロジェクト学習は、教室の外の人々と一緒に進めることも多い。ここにネットワークが活きる。例えば適切な機関から、専門的な意見をメールで寄せてもらう、また同じテーマで学ぶ地域や海外の学校などと<パートナー>を組み、Web上に共同で作品を作る。さらにテレビ会議システムで互いの顔を見ながら、ライブで考えを出し合うなど、マルチメディアの活用はいろいろだ。コンピュータもインターネットも通信システムもこの未来的な学習になくてはならない存在だ。
【プレゼンテーション&インターネット】
プロジェクト学習の成果を、地域の人々や専門家の前でプレゼンテーションする、あるいは、それをインターネットで公開することによりまた素晴らしい効果を上げることができる。
1、いろいろな手段の「プレゼンテーション」を経験することで、「コミュニケーションスキル」が向上する。
2、作品を見た人の反響や感想が寄せられることで、「やる気/モチベーション」がアップする、
3、まったく予想していなかった、色々な意見が寄せられ、「いろいろな考え」が世の中にあることを知る。
4、「正解は、ひとつでない」という、この世の真理に気づく。
5、より多くの人が見、評価することで、人々の知恵や意見が積み重なり成果は、より良いものに「進化する」
6、それが、ネットワークでつながるコンピュータディスプレーで「ビジュアルで共有」出来ることで、「思考は深化し、進化する」。
7、世界の人々の「知の共有」が適う。....etc