■未来教育ポイント集■
■する事の価値や意味を常に伝える
★意図:チームワークでする意味と価値
★意図:まずはじめは「自分の頭と話そう!」
★意図:「みんな仲良く」することが大事なのではない
★意図:もめてたら...感情ではなく、考えを引き出す
★意図:!ポートフォリオを使う意味と価値
■プロセスこそが大事なんだということ
■教師の発想の転換/これまでの常識を見直す■
◆『みんなで考えよう、』これがくせもの...
◆『チームワーク』とは、みんな仲良くじゃない!
◆『思考共有』は、『一人思考』のあと!
◆『リーダー』がひっぱらない
◆『一人思考』など
◆「いい成果」へ向かうことは大切!
◆しかし!『いい成果』のために総合的な学習をしない
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■する事の価値や意味を常に子どもたちへ伝える■
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〜未来教育の鍵!〜
以下のようなことを随所にいれ、
「その時」「その場」で、子どもへ、その意図を伝える!
★意図-----------------
!チームワークでする意味と価値
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チームでする時は、なぜチームでするのか、その意味と価値に気づ
くようにする。
「なぜチームで調べたか、」その意図をきちんと伝える。
伝えるまえに、子ども達からきく。
彼らは気づいている。
「違う意見があるからいい」
「自分がしらないことを知っている人がいるからいい」
「話し合えるからいい」
そう、彼ら自身が言ってくれた。
チーム力、バラバラの意見がひとつになった時に、新しい価値がそ
こに誕生する。もしひとりでやったとしたらとても考えつかないこ
とや果たせないことが出来る、と違う手応えがえられること体験。
「情報を見きわめる力」をつけるには...
・ひとつではなく、いろいろ見る
・いろいろな人の意見や考えを聞いてみる
必要があるのだから...
だから!その時!
「こういうふうに、自分ひとりでなく、異なる考えの人と考えや意
見をかわしあい、いろいろな見方を知ることも、"情報を見きわめる
力"だね!」と、ここで声に出して指摘しよう。
その気づきもメディアリテラシーの重要な力だ。それは彼らの将来、
情報を判断するときに力になるだろう。
★意図-------------------
まずはじめは「自分の頭と話そう!」
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いつでもどんなときでも自分の考えをまずもつ、この、くせをつける。
何かを決めるとき、うみだすときに
「お友達と話してみましょう」とすぐに言わない。
「はい、これから5分間は沈黙タイム。おともだちとはなすのでなく
まずは、自分のなかで(自分のポートフォリオなどみながら)考え
てみよう、あなたはどうおもうか?どうしたらいいとおもうか?」
「はい、次は友達やチームと話そう」
まずは、自分の考えをもつこと、その上で友達と話したり決めたりす
ること。どんなささやかなものでも、一見つまらないものでも、小さ
なことでもいいから、自分の考えが浮かんでから、その次にチームで
話そう。
自分はあんまり考えないで誰かの考えにまかす・・・ここから脱出さ
せる。自分の考え、自分の意志をもつくせをつけるために。
★意図-------------------
「みんな仲良く」することが大事なのではない
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なんでチームでするのか、を子どもが知っている。
ひとりでは夢は叶わない、力をあわせてこそ夢は叶う。その気づきを。
しかし....
チームワークとは、「みんな仲良く」ではない!
一人ひとりが自分の考えや個性や持ち味を活かしてこそ、
チームを組む価値がある。
多少喧嘩してもいいんだ。まとまることが大切なんじゃない。
互いが自分の考えや意見をいえることを身に付けることが大事。
だからもめていても、気まずい沈黙があっても、少しほうっておこう。
そこに時間の制限が迫ってくるとなんとかしようとだれかがいいだす。
せきをきったようにアイディアや方法をそれぞれが結構出す。
みんななかよく、すっーってまとまるチームは意外に成長への飛躍
がないこともある。どうぞ、もめてください、って気持ち。
★意図-------------------
もめてたら...感情ではなく、考えを引き出す
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チームがもめているときは、ちょっとメンバー同士がおこったり対
立の感情がわいている時。
でも大丈夫、そういうとき!大人が少しはいり、話を聞いてみる、
感情をききだすのではなく、テーマにたいしてどういう考えや知識
をもっているか聞き出してみる。
仮に対立しているとしても、対立しているその「点」が同じだから
対立している、ということは、その点への関心(の高さ)はおなじ
ということ、その確認を声に出してあきらかにしてあげると、双方
がなっとく。
★意図-------------------
!ポートフォリオを使う意味と価値
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ポートフォリオって役に立つ、その気づきと活用を常に誘う。
自分から湧いたことは価値があるのだ、やりっぱなしにしない。
初期に胸に湧いたことを、大切にしたり、何をすすめる時でもより
どころにする。
ポートフォリオの前のページ見てごらん
「照らし合わせて」ごらん---確認行為(を自分自身でしてよりよく
していく、これこそ発展的自己評価!)
自分で自分のこれまでの資産(調べたことや考えたこと、チームの
メンバーと考えたこと)を大事にして活かす習慣をくせにする。
これは、その後の彼らの人生に役立つ。
自分の先の構想を考えるとき役に立つ。
ポートフォリオ、の有用性=
「20日前の自分に会いにいこう!」って言える。
「一番大事なことってなんだっけ、」っていつでもテーマを再確認
できる。
「あれが大切だったから、活かそう」っていえる。
「どうやって叶ったのか」解決方法や至る道が見える。
「ほかの人はどうやったのか?何を調べたのか?」見える
etc....
これらのことを、時々こどもたちと考えてみて、言葉にして、そう
だね、って確認する時間をもとう。
ポートフォリオの意味を価値を子ども自身も知っているように。
人は自らの成果から育てられる!
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■プロセスこそが大事なんだということ■
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総合的な学習の成果へ向かう途中にもし保護者会などがあっても、
それが本来のフローに計画的に組み込まれていない限り、その時
に保護者に見せるようの場面に力をいれることはない。本来の計
画でないところで、誰かに見せることを意識した場面を組み込み、
発表ようの練習などを子ども達にさせることはない。大人の意図
で、子ども達の活動をその途中で誰かに見せようとする、それは、
まっすぐ目標へ向かおうとしている子ども達への意識のじゃまに
なることもある。
成果へ向かっているいつもの様子を見ていただけばいい。
「かっこいい報告会や発表会」でなく普段のがんばってる我が子
を見てもらえばいい。
「成果でなくプロセス」こそを見てもらおう!
「成果の途中には、がんばっている日々がある、」その我が子を
見て欲しい、運動会などもおなじ、「 .月 .日に運動会をしま
すのでぜひおいでください。どうぞ子ども達が運動会の練習をし
ている期間の放課後もきてください、いつでも学校へきて子ども
達ががんばっている、そのプロセスにこそ注目して、ほめてあげ
てください」というように...。
「まっすぐ行進できること、全体がそろっていること」も大切か
もしれないけれど、もっと大切なことって学校にたくさんある。
「だれかに見せるため、誉めて貰うため、きちんとしていること、
完璧な仕上げ」にあんまりたくさん時間を使う必要はない、その
時間にもっと大切なことがあるはずだ。
公開授業もしかり。
子ども達が、さりげなくいつもの最善を尽くしているプロセスを
見ていただけばいい。
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■ 教師の発想の転換/これまでの常識を見直す ■
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◆『みんなで考えよう、』これがくせもの...
「みんなで考えてみよう、」「みんなで決めていこう、」「みん
なで話し合う!」これがくせものです、実際には「みんな」ではな
かなか話し合えない。チームでいればいつも話す子とそうでない子
が必ず存在します。それよりなにより、盲点は、「みんなで〜〜」
の前に「自分の中に考えをもっていることが大事。「みんな」を構
成している「ひとりひとり」の中にまず「考え」がないまま、「み
んな」がいくら集まっても進展はしない。(ここを読んでもし先生
がなるほど!とおもったら、こういう場面を実際に教室で行うとき
に、それを子どもへ必ず伝えよう!、「教師の意図を子ども達へ伝
え共有する!」そういうことが大事なんだ。)
◆『チームワーク』とは、みんな仲良くじゃない!
チームワークとは=「和」ではない、ただ仲良いことではない。
ひとりひとりが自分の考えをもちはじめてチームの効果がうまれる。
ひとりひとりの考えや意見やアイディアを書いたものを机の上に並
べ、みんなで見よう。最良の形でまたそこからいいものを生みだし
ていこう。組み合わせたり、順番にしたり、ひとつにまとめていっ
たりする。ひとりひとりの考えや個性をぶつけあったり、つむぎあ
ったり、(この過程こそが意味をもつ、このこともその場で、子ど
も達へ言おう、)してもっといい方向へ発展させていくことがチー
ム力!
◆『思考共有』は、『一人思考』のあと!
子ども達ひとりひとりの『一人思考』の時間をしっかりと丁寧に
確保しよう。まずは、いついかなる時でも静かな沈黙の時間を大事
にしょう。みんなはどう考えるかな?ではなく、あなたはどう考え
るかな?と言おう。口にだすことがうまくない子も、もちろんいい
考えやセンスをもっている、それをきちんと自己と対峙できる時間
を確保して、引き出そう。そしてそれが消えないように、目に見え
るように紙に書いておく癖をつけさせよう。その習慣は、その後の
すべての人生のシーンで役に立つ筈だ。その一人思考の時間は「意
志」を宿らせることにもなるだろう。チーム内の話し合いや発表な
どの「思考共有」はそのあとだ。まずは自分の考えをもつ、そこに
意志が生まれる。(みんなとわいわい盛り上がっている場には、意
志は存在していないことが多い。)
『思考共有』は、『一人思考』のあとだ!
◆『リーダー』がひっぱらない
しっかりとしたリーダーがいれば確かにチームはまとまりやすく、
いい成果もでやすい。先生も助かる、でも!いい成果、きちんとま
とまることのためにしているんじゃない、これを忘れずにいよう!
リーダがしっかりしていればいるほど、ほかのメンバーはリーダー
の意見や力量に左右されがちになる。ひとりひとりが成長すること、
そのプロセスこそが大事なんだ、だから簡単にまとまらなくても、
いい成果がでなくでもいいんだ、一番大切なことはそれじゃない。
かならずしもリーダーがひっぱらない。チームでアイディアを生む
方法はほかにもある(
◆『一人思考』など)。
◆「いい成果」へ向かうことは大切!
モチベーションを心に、子ども自身がいい成果へ向かおうとする
ことは「成長」のためにとても大切。なぜなら、ハイクオリティー
な成果をギリギリ求め妥協せず頑張ったり工夫をいろいろ試みたり
するときに人は成長するから。
◆しかし!『いい成果』のために総合的な学習をしない
しかし教師は覚えておこう。最終的な目的は、「いい成果」のた
めにしているんじゃない。ひとりひとりが、プロセスのなかで静か
に成長を遂げている一瞬、一瞬が意味があり、価値があるのだから。
だから!そのプロセスの一瞬、一瞬にこそ教師は「価値」をもたせ
るような言葉を放とう。そして、最大限の工夫や気づきや深い考え
をもつように努めよう、子ども達と一緒に活動したりすることには
まるとそれらの大切なことが見えなくなる。そこに気をつけよう!
くれぐれも「いい成果(目に見えるもの)」のために総合的な学習
をするんじゃないんだ、それを忘れずにいよう。プロセスこそ命!
プロセスにおける成長にこそ意味がある。成長したな、っていうと
発見したらそのときその場で子ども達へ言おう。それを言える自分
を保つために、ちょっといつも「客観視」できる自分でいよう。