プロジェクト学習--『題材』と『テーマ』『ゴール』決定の思考戦略1
〜題材からテーマ〜

<意志ある学び--未来教育プロジェクト学習>は、学習者に意欲、ロジカルな思考スキル、情報力、課題解決力、イメージ力、目標設定力、達成力、知の再構築スキルなど「21世紀を生きる力」が身につきます。その成功の鍵は、必然性のある『題材』決めと、明確な『テーマ・ゴール』にかかっています!

 『題材』を決める視点            ポートフォリオシートC 

学習者が成長する"題材決め"この意識が大事です。なぜその題材なのか「必然性」が要ります。例えば、『食』『○○川』『防災』『携帯電話』『テレビ』『○○町』『健康』『学校環境』etcなどが題材と成り得ます。さあ、『題材』の決定の前に次のチェックをしてください!

『題材』決定…8のチェックポイント

□それは、学習者にとって「自分ごと」になり得るか?

□それは、多面的、多角的に見ることができるものか?

□それは、いまの時代からみて"旬"か? その話題が「新聞」などにも出ているか?

□それは、学習者が聞いたり、話したり、見たり、手にしたり、経験したことがあるものか?

□ それについて「問題意識」や「もっとよくなったらいいな」という気持ちを多くの人がもっているか?

□ それについて大切と感じてる人、怒ってる人、活かしている人、困っている人、喜んでる人がいるか?

□ それについて協力してくれるであろう「専門家」や「機関・施設」が思い浮かぶか?

□ それは、ほかの地域や国にとっても、やはり同様に大事であり関心や価値を感じるものか?

 題材』から、『テーマ』を生む秘訣     ポートフォリオシートCD  

学習者が『題材』に課題意識をもち、それを『テーマ』の表現文にするためには、時間をたっぷりとることが秘訣です。 決して『テーマ決め』を焦ってはいけません、このこと、とても大事です!『題材』を無意識から意識化するたっぷり時間をもつ。意識すると感性が敏感になり、"課題発見センサー"が出る!

(1)『題材』について身近な人と話す、基本的なこと調べる、詳しい人や専門家から現状をきく。
(その題材を多面的に知り、全体俯瞰できるよう、教師は偏らない情報の提示をする。)

(2)『題材』について自分のなかで、培養、熟成させる。→課題が見えてくる。

(3)何とかしたいとミッション(使命感)が湧いてくる→プロジェクトの『テーマ』がうまれる!